「グリーンネイル」って何?~上野新宿池袋皮膚科コラム

グリーンネイルになる原因って?

最近、いろいろな可愛いジェルネイルがありますね。
マニキュアのようにはがれないので持ちもよく、人気です。

そんなネイルが要因で、爪が『グリーンネイル』と呼ばれる状態になることを、皆さんご存じでしょうか。

「わーネイルまた変えたの?夏らしいグリーンだね!」
なんて、悠長なことは言っていられません。
グリーンネイルとは、爪にカビが生えてしまった状態のことです。

「カビの仕業ということは、水虫みたいな感じ?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、水虫と爪カビは少し違います。

まず、水虫は真菌によって引き起こされます
一方で爪カビは、『緑膿菌』という細菌がネイルの中で繁殖して、爪が緑色になってしまった状態です。

「そんな菌、何を触ったらつくんだろう?」
と思われるかもしれませんが、実は緑膿菌は、その辺にいる、ごくごくありふれた細菌です。
体が元気だったら、心配する必要はありません。
この菌は日和見感染と言って、普段は特に害はなくても、身体が弱ったときに悪さをすることがあるのです。
つまり注意していただきたいのは「身体が弱ったとき」です。

「グリーンネイル」になりやすいタイプと予防法は?

普段はおとなしい緑膿菌。
先ほどお話したように、身体の弱った人に感染し、繁殖してしまうことがあります。
注意が必要なのは、次のような人です。

・もともと爪の病気で爪が弱っている人。(爪カンジダ症など)
・身体の抵抗力が落ちる病気にかかっている人。

この条件に当てはまっている人は、グリーンネイルになりやすいと言われています。
予防するには、次のことを意識しましょう。

・爪の調子が悪いときには、ジェルネイルをお休みする。
・爪がポロポロはがれやすい、など気になる点があったら皮膚科を受診してみる。

そして、健康な人も油断は禁物です。
普段からできることは、次の3点です。

★ジェルネイルをつける前は、しっかり準備をしておきましょう。
例えば、爪の表面を目の細かいヤスリで整えておくのは、予防にとても効果的です。
ジェルネイルと爪の馴染みが良くなり、爪カビになる危険はグンと減ります。

★ジェルネイルは、爪色を観察できるような色にしておきましょう。
全面が濃い色だと、爪の色の変化に気付きにくいですね。
知らないうちに感染が広がってしまう危険があります。

★ジェルネイルが爪から浮いてしまったら、そのままにしてはいけません。
爪とジェルネイルの間に隙間があいてしまうと、緑膿菌がその隙間で繁殖してしまいます。
浮いた端の部分は、除去しておきましょう。

もし、グリーンネイルになってしまったら?

「気を付けてはいたけど、グリーンネイルになっちゃった!」

そんなときも、放置は決してしないでください。
そのまま放っておくと、爪の深くまで炎症が進んでしまうことがあります。
すると爪が変形したり、爪全体が傷付いて成長しなくなったりしてしまう場合があります。

では、グリーンネイルになってしまったときの対処法をお話ししますね。

爪カビになってしまったネイルは、すぐにはがしましょう。
石鹸でよく洗って、消毒しましょう。
早めの治療が必要なケースもありますので、可能なら皮膚科を受診しましょう。

グリーンネイルの根本には、爪カンジダ症や免疫を下げる病気などの、他の疾患がある可能性も考えられます。
緑膿菌に対する治療はもちろん大切ですが、ベースにあるものを解決していくことが大切です。

もちろん、治療中の爪にジェルネイルは厳禁ですよ。

爪や肌は身体のなかでは端っこの部分です。
身体のバランスが崩れたときに、一番最初に変化を見せてくれます。
みなさんの身体の状態を、正直に示してくれるはずです。

気を付けて見てみてくださいね。

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